過払い金とは

消費者金融などの金融業者の設定する金利は、
利息制限法と出資法という法律で定められています。


利息制限法では、100万円以上の貸付では金利上限15%と定められていますが、
これに違反しても業者への罰則はありません。


そのため、違反すると罰則対象となる出資法で定められた上限の
29.2%未満は遵守しつつ、15%以上の金利を設定している業者が多いのです。


借金の返済は、金利分に真っ先にあてられますから、
中には高い金利分の返済のみに追われ、元金の返済がままならない場合もあります。


そのような高金利で長年返済を続けると、
利息制限法で定められた金利設定なら完済、
または払いすぎていることがあります。


この、払いすぎていた分の金銭を「過払い金」といい、
10年以内であれば返還請求できます。

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タグ：過払い金 借金

利息制限法とは

利息制限法とは、消費者金融などの金融業者が、
消費者に金銭を貸すにあたっての金利の上限を定めた法律です。


10万円までの貸付で20%、
100万円未満の貸付なら18%、
100万円以上の貸付は15%、
という金利上限です。


しかし、利息制限法は、違反した場合の罰則が制定されていません。


つまり、違反しても特にお咎め無しなのです。


そのため、利息制限法の上限を守らない金融業者が多いのが、
現在の金融業界の実態です。


ただし、法的な効力はもちろんありますから、
弁護士や行政書士を通して任意整理などの手続きを経た場合、
利息制限法で定められた上限以上の金利分は減額されます。


その結果、債務者の借金総額は総じて減額となり、
暴利での貸付だった場合は、完済しているケースもあります。

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タグ：借金 利息制限法

任意整理とは

複数の金融からお金を借りていて、
今の収入では月々の返済が間に合わない、
といった方が取る手続きに「任意整理」というものがあります。


簡単にいえば、弁護士、司法書士、行政書士などを通して、
債権者への和解を求める手続きです。


債権者が和解に応じれば、通常は3年から5年ほどの期間をかけて、
現実的な額で債務を返済していくことになります。


あくまで債権者が応じれば、ということですから、
債権者が和解に応じなければ、この手続きは意味をなしません。


しかし、実際はそのようなケースはほとんどないでしょう。


それは、債権者側にも明るみに出ると旗色が悪い事情がある為なのですが、
これについては別の機会に説明しましょう。


手続き後は、返済額が減額されることが多いので、
借金で困っている方は専門家に相談すべきでしょう。


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